すべてのプレゼンターに贈る究極の一冊、ガー・レイノルズ氏の「シンプル・プレゼン」

Garr Reynolds presents in Paris
Garr Reynolds presents in Paris / Boris Bäsler
多くの日本人が抱いている、間違った認識。
「日本人はプレゼンが下手である」
「スティーブ・ジョブズ、ビル・クリントン、バラク・オバマなど、アメリカにはプレゼンがうまい多くの人がいる。対して、日本にはすばらしいプレゼンターはいない。」というのです。
ですが、ガー氏はそれをあっさりと否定します。
「日本人にもすばらしいプレゼンターはいます。円楽さん、茂木さんもすごいプレゼンターなんです。あなたも、すばらしいプレゼンターになれるのです」
そう、誰もが、準備や練習次第ですばらしいプレゼンターになれるのです。
今回ご紹介する「シンプル・プレゼン」では、多くのプレゼンテクニックを惜しげもなく紹介しているのですが、今回はその中から3ポイントを抜粋してご紹介しましょう。

これだけは必ず覚えておきたい、プレゼンテーションの3つのポイント

プレゼンで忘れてはいけないのは以下の3ポイントです。

  • 「Death by PowerPoint」を起こさない
  • ストーリーを語る
  • Presentation Arkを意識する

一つ一つみていきましょう。

「Death by PowerPoint」を起こさない

Sleeping through a meeting
Sleeping through a meeting / markhillary
そもそも、Death By Powerpointとは何でしょう。
皆さんは、誰かの発表を聞いていて、どうしようもない眠気に教われたことはありませんか。
長々と続く話。
変わらないスライドシート。
そして、遠くに見える細かい文字たち。
パワーポイントに依存しきってしまい、話す内容とスライドシートが同じになっている。 そして、だんだん飽きてしまい、皆死んだように眠ってしまう…
これがDeath By PowerPointの正体です。
しかし、考えてみてください。
もらっている資料と、話す内容。全く同じであれば聞く必要などありません。
スピーカーのしゃべっていることに飽きてしまい、いつしか眠りこけているのも仕方のないことです。
では、どうすればいいのでしょうか。
プレゼンの主役を、スライドシートから取り戻すのです。
あなた自身が、プレゼンの主役にならなければなりません。
プレゼンを作るときは、パワーポイントから離れましょう。
まずはアナログで構想を作るのです。
そして、パワーポイントにはキーワードやイメージ、視覚的に理解できるデータを並べていくのです。
これだけで、PowerPoint依存のプレゼンからは卒業できるはずです。
あとは、プレゼンの内容を自然に話せるように練習します。
丸暗記する必要はありません。あなたが話したいことは、すでに心の中にあるはず。
何度か練習を重ねてみれば、話す内容はシンプルなメモをみるだけで思い出せるようになります。

ストーリーを語る

Reading a book
Reading a book / ckaroli
人は皆ストーリーテラーです。
物語を語る人、それを聞く人。真剣になっていると、どちらも夢中になっています。
プレゼンテーションもストーリーを語りましょう。
自分はどんな気持ちでこれを伝えるのか。自分の思い入れをふんだんに語っていきましょう。
少し大げさでもかまいません。ちょっと笑われてもいいじゃないですか。
それで少しでも多くのことが相手に伝わるのであれば、あなたの目的は達成している訳ですから。
ストーリーに没頭して、夢中になって話してみましょう。いつの間にか聞いている側も夢中になっているはずです。

Presentation Arkを意識する。

PresentationArk
プレゼンテーションを構成するときには、Presentation Arkを意識してみましょう。
Presentation Arkとは、プレゼンテーションの流れのことです。
プレゼンテーションには、まず始発点があります。

  • あなたの会社は今不況のため社員のモチベーションが下がりきっています。
  • あなたはプレゼンターで、決算の結果を社員に伝えなければなりません。

よくあるプレゼンのシチュエーションですよね。では、このプレゼンでは何を意識しないといけないのでしょうか。
まず、プレゼンテーションをした後、社員にどうなってほしいのか考えます。

  • 実は今期の決算では少しだけ売り上げが上がっている。その事実を全員に知ってもらいたい。
  • その事実を知った上で、ここでモチベーションを取り戻し、自信を持って仕事に取り組んでほしい。

これが終着点です。
プレゼンテーションは、この「始発点」と「終着点」の架け橋になる必要があります。

  • 過去にはつらかった時期があった
  • しかし、今期は皆のがんばりのお陰で売り上げが伸びた
  • 社員全員に感謝したうえで、来期も皆の力で乗り越えていきたい

このように、始発点と終着点を意識して、伝えることをはっきりさせる。
これがPresentation Arkです。
あなたはどんな架け橋を二つの点に架けますか。 どんな風に物語り、社員にその橋を渡ってもらいますか。
より伝わるプレゼンをするためにも、Presentation Arkを意識してみましょう。

ということで…

今回は、「シンプル・プレゼン」より、3点を抜粋してご紹介しました。
ですが、この「シンプル・プレゼン」、本よりもみてほしいものがあるんです。
それが、同梱のDVD。
はっきり言って、本よりDVDの方が何倍も参考になります。
ガーさんのリアルなプレゼンテーションを見られる。これだけでこの本を買う価値は十分にあります。
彼の理論、それを体現する彼のプレゼンテーション。
人前でしゃべる機会のある人は、買って損のない内容です。

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