聴衆が聞き、考え、納得する話し方とは

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プレゼンは3+1のリズムでうまくいく

私たちが普段から聴く音楽は、4拍子のものが多い。
特に、ポップスを聴くとほとんどが4拍子のものばかり。
普段の生活でも4拍子は体に馴染んでいる。
話は変わって、スピーチやプレゼン、文章での話。
こちらでは、4ではなく3という数字が好んで使われる。
なぜ音楽と違い、話や文章ではキリのいい4や2という数字よりも3という数字が好まれるのだろうか。

マジカルナンバー7±2

短期記憶のキャパを越えないためのマジカルナンバー7±2という言葉がある。
数字を覚えるとき、7桁から9桁を越えると短期記憶で処理するのが難しい、というのが元々の意味合いだった。

そこから「短期記憶で覚えられるのが7〜9のものしかないのであれば、話をまとめるときも7つ前後にまとめるべきだ」と言われるようになったそうで。

しかし、有名なプレゼンターはそもそも7つも話を挙げない。
ほとんどの人が、3つという数を好んでいるのだ。

わかりやすいプレゼンターは「3」にこだわる

スティーブジョブズ、バラク・オバマを筆頭に、わかりやすいプレゼンをする人はとことん3にこだわっている。

特に、バラク・オバマは2つ以下にまとめられるときでも、あえて3つにすることもあるそうだ。

オバマはスピーチを3文で構成される段落に分割するとともに、1文で言う内容も3つにする事が多い。

via: スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則 P117より

「3つの話題」+「思考」で4拍子

そんな話を聞いた事もあり、最近は僕自身もブログやプレゼンで、この「3つ」にこだわって話をまとめるようにしている。

たしかに、3つにこだわって話を組み立てると理解しやすくなるのは体感しているのだけど、その理由は「リズム」なのではないだろうかと最近感じている。

実は、「3つ」で話を組み立てると、4拍子のリズムと同じになる。
一つの話を、4分音符1つ分とする。

話を3つで組み立てると、次の図のようになる。
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4分音符が3つ。
そして、その後ろには4分休符が入る。
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この休符とは、プレゼンでは何なのか。
それは、聴衆の思考だ。

考えさせられる事で無意識のうちに参加する

話を聞いた上で、少しの間があると、考える余地が生まれる。
「なるほど!」と納得したり、あるいは「そうかな?」と疑問を持つ事もあるだろう。
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素晴らしいプレゼンターは、考える余地を作るのが上手いのだ。
だから、聞いてて引き込まれる。考えさせられるのだ。

重要なのは4拍子、3つの話+1呼吸

3つで話を組み立てる、というのは、聴衆に参加してもらうためにも必要な仕組みなのである。
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もちろん、3つで話を組み立てればいいというものではない。
その後、4分休止、つまりひと呼吸を置く。

聴衆に立ち止まって考えてもらう余地を作る事が大切なのだ。

三つの話をして1呼吸置く。
これが僕の考えるベストなスピーチのリズムだ。

皆さんも、人前で話すときは3+1のリズムを試してみてほしい。

参考文献

ガー・レイノルズ
日経BP社 2011-03-31
¥ 2,730

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