要領が悪いと自分で思っているあなたへ

悩む男性

要領ははじめから悪いものではない。
あるとすればそれは怠惰な心かもしれない。

斎藤茂太氏のこちらの著書、あるページを読みながらふと感じた事だった。

あめ細工 アメ ハサミ はさみ 職人 お祭り
テレビや雑誌の名人特集では、目にも留まらぬスピードで作業をこなす人、手だけにも関わらず凄まじい精度で測量できる人など、「よくそんな事が出来るな」と驚かされるような人々が紹介される。
もちろんそんな人をテレビで見ていてもリアリティはなく、人間離れしているように感じてしまう。
自分には真似できそうにないと思い、終わってしまうだけだろう。
でも、実はそんな人たちもはじめからそんな技術を持っていた訳ではない。
むしろ、人並み以下の技術からスタートしている人がほとんどなのではないだろうか。

ライブハウス 舞台
現役ボイスティーチャーであり、本の著者でもある白石譲二さん。
彼は、元々滑舌が悪く子供の頃からずっとコンプレックスだったそうだ。
小さな頃から漫談や喜劇を録音しそれを聞くのが大好きだった白石少年。
小学5年生の頃、「運悪く」放送部員になった彼は。生まれて初めて自分の声を聞き、自分のイメージと実際の声のギャップに驚き、大きなショックを受けた。
中学の頃には、友人とともに文化祭で歌うも、録音テープには友人の声しか残っていなかった。
彼の「声に関する思い出」は苦い物ばかりだったのだ。
だが、それでも白石氏は、自身の声とプロの声を聞き比べ、自身の滑舌の悪さを「要領を覚える」ことで直していき、スピーチの技術を磨いていったそうだ。

ひらめき 指 男性
実は、要領は「悪い」というものではない。
要領は「知らないだけ」なのだ。
スキルを磨く過程で、要領は誰でも覚える事が出来る事なのである。
もちろん身体的長所や短所が作用することもある。
要領を覚えれば天才の動きを100%再現できるというワケではない。
しかし、それでも「自分は要領が悪いから」とあきらめるのはもったいない。

要領は「覚えていく」「身につけていく」もので、「この人は要領がよい、悪い」と決まっているものではないのだ。
スキルを磨いていく過程で、要領は誰でも覚えることができるのである。 斎藤茂太 著 「いいひとだけどグズ」を直したい人が読む本より引用

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