私が他の人と違うことは3つあります。

  • 何度聞いても怒らないのは、私自身がそうだったから
  • 相手のレベルに合わせられるのは、多種多様な人に伝えてきたから
  • IT音痴に説明できるのは、身近のIT音痴に説明し続けてきたから

それぞれ、詳しくお話いたします。

何度聞いても怒らないのは、私自身がそうだったから

私自身、社会人になった頃はメモも取れず、散々怒られ続けました。

私は一度見て、流れを把握してからでないとメモが取れなかったんですよね。
さらに物覚えも他の人と比べると圧倒的に悪く、メモがないと覚えることもできません。

1回しか教えてくれない。
でも1回ではメモがあいまいになってしまう。
そしてあいまいなメモでは仕事ができない。

私にとっては、「教えられること」はトラウマ以外の何物でもありませんでした。

そんな経験をしてきた私だからこそ、何回聞かれても怒ることはありません。
だって、怒られれば気分は下がるし、楽しくない。
楽しくなければ続けられないですよね。

続けられなければITを道具として使う意味なんてなくなります。

何度聞いても覚えにくいという人には、楽しく覚えられるようになる工夫を散りばめながらお伝えいたします。

相手のレベルに合わせられるのは、多種多様な人に伝えてきたから

私は、パソコンインストラクターとしてそれこそ何百人という人にパソコン操作を教えてきました。

そんな自分のキャリアの中で最も過酷だったのは「求職者支援訓練」のパソコン講師として、大阪の難波で働いていた頃です。
求職者支援訓練というのは、主に雇用保険を受給できない求職者の方などを対象として、民間訓練機関が職業訓練を実施するというもの。

つまりこれは、全くパソコンを知らないだけでなく、今までのキャリアもバラバラの人たちが何十人も集まって一緒にパソコンを勉強するという制度だったのです。

あなたにとって「大阪・難波」って、どんなイメージがありますか?
華やかなイメージですか?それとも上品なイメージ?

もちろんそういう人もいますが、残念ながら全ての人がそうではありません。
それこそ今まで一切パソコンを使わず事務作業をしていた人や、肉体労働しか経験のない人もたくさんおられました。

キーボードの入力がおぼつかないどころか、マウスの持ち方すらわからないと言われることもありました。経験やスキルがバラバラの人たちが一堂にあつまる。
そんな中で、同じ内容を伝えるためには、試行錯誤せざるを得なかったわけですね。

当時は本当に苦労ばかりでしたが、しかしその経験があったからこそ、今はどんなレベルの人にでも合わせられるようになったわけです。
私からすれば、自分でIT音痴と思っている人のほとんどが、本当はそんなにIT音痴でもないなと、そう思えるほどになりました。

IT音痴に説明できるのは、身近のIT音痴に説明し続けてきたから

さて、私自身は「IT大好き人間」なのですが、なぜここまでIT音痴の人のことがわかるのか。
それはひとえに、超IT音痴の私の妻のおかげなのです。

ここで、私の妻の話をさせてください。

私の妻は、5歳ぐらいの頃から絵を描いています。
そして、20年間、基本的には誰かにみせるわけではなく、自分の満足のためだけに書き続けてきました。

その実力はなかなかのもので、プロとしてお金を稼ぐことができるレベルのスキルでした。
でも、彼女はそれをできなかった。自分一人の力で販路をつくることができなかったからです。

私は、それが本当にめちゃくちゃ損失だと思えたのです。
こんなに素晴らしいスキルがあるのに、もっと多くの人に広まるのに、なぜそれをしないんだろう、と。

そんな妻に思い切って話をしてみると、彼女はそれをしないのではなく、やりたくてもできないのだと教えてくれました。
私がすんなりとブログを立ち上げているのをみて、自分は全くできないことだと教えてくれたのです。

彼女のその言葉を聞き、彼女にでもできるようなビジネスの土台を、私が代わりに作り上げる決心をしました。
それこそ、ビジネスモデルを考え、どう告知していくのかも含めた土台です。

そうして土台を作った後、それを運用する方法を伝えることで、彼女一人の力で4年間も続くSNS向け似顔絵提供サービスが出来上がったのです。
妻も「これのおかげで自分だけでも運用ができる!」と大喜びでした。

『作ったから、教えたから、できるでしょ!』はエゴでしかない

ITを駆使した土台を作ったとしても、実際に使ってもらうにはわかりやすく説明する必要があります。

そのために、使いやすい形をつくるべく色々と試し、残念ながら管理システムは若干複雑になりがちでしたがそれでも最低限妻が使える形をと色々試行錯誤を繰り返しました。もちろん、実際に使ってもらう時には時間をじっくり取り、一歩一歩をていねいに教えていきました。

その経験のおかげで今、もともとIT音痴だった人に「本当に丁寧」「わかりやすい」「藤本さんのおかげで自分でできるようになった」と言われるようになったんですね。